予想外の雪道凍結で「靴の滑り止めを持ってない。どうしよう…」と思っていませんか?
天気予報を見て雪は降るかと思ったけど、思ったよりも多く降ってしまい慌てる…なんてことは、誰にでもあること。
でもそれが旅行先だったら、
ざわざ靴の滑り止めを買うというのも荷物が増えるし、なんか躊躇してしまいますよね。
そんな時に役立つ日常生活にある「2つのもの」で靴の滑り止めができるんです。
それは絆創膏と輪ゴム。
この2つを長崎の坂道のきつい雪の凍結道で検証しました。
・当日の状況
・絆創膏での実証実験
・輪ゴムでの実証実験
・結局どっちが滑らないの?
についてお伝えします。
当日の状況
2025年1月と2月に長崎は雪が降りました。
1月の雪は雪量自体はそれほどでもなかったですが気温が低いため、凍結がひどい状態。
2月の雪は全国的に雪量が多く、長崎も例外ではありませんでした。
約1週間雪のため通常生活ができない状態でした。
1月の2月も山間部を走るバスは運休。
普段、山の頂上付近の自宅から山の下にある仕事場へスクーターで通っていますが、さすがにスクーターではいけない状態。
でも仕事場には行かなければということで、
山を歩いて降りることにしました。
ただ困ったことに、靴の滑り止めを持っていない…。
でもせっかくですので、
簡単な滑り止めとしてよく言われている絆創膏、輪ゴムを使って、どちらが滑らないのか実験をしてみました。
滑り止めに絆創膏を使う
靴の滑り止めに絆創膏を使う時には、
靴の裏2箇所に絆創膏を貼ります。
絆創膏を貼る位置は?
この貼る位置がポイント。
1つはつま先の方、
歩く時に地面を蹴る足指の付け根に当たる部分から前の部分に絆創膏が当たるように縦に貼ります。
もう1つはかかとの方
かかとは接地する時にまず初めに体重がかかるところ。なのでかかと全体に縦に貼ります。
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この状態で、滑りにくいというペンギン歩きで歩いて行きました。
新雪のある上り坂(スキー場の上級者コースぐらいの坂)は少し滑ったくらいでしたが、凍結のある下り坂(スキー場の中級者コースくらいの坂)は結構な滑り具合。
ペンギン歩きでかなり歩幅を狭くしていても、危うく転びそうになる時も。
この状態で雪道を歩くこと1時間20分。
無事に平地に着いた時、気がつけば絆創膏は2つともなくなっていました。
(ゴミを増やしてごめんなさい…)
改善ポイント
私は靴うらに、つま先部分に1枚、かかと部分1枚の合計2枚の絆創膏を貼りましたが、
それぞれ
2から3枚、合計6枚前後の絆創膏を貼った方が良かったのではないか
と思っています。
滑り止めに輪ゴムを使う
普通の輪ゴムよりも少し太めの幅5mm〜の輪ゴムを片足3本、合計6本を使いました。(100均のもの)
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輪ゴムをつける位置
輪ゴムをつま先付近指の付け根辺りに3本着けました。
かかとの部分にも…と思ったのですが、輪ゴムの大きさではかかとにはつけられません。
ので、つま先部分のみになりました。
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この時は新雪上りはなく、凍結下り+上にちょっと新雪(中級者コースぐらいの坂+林間コースの緩い坂くらい)という状態でした。
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凍結しているので、かなり慎重にペンギン歩きで歩きましたが…
あんまり滑らない。
途中止まって凍結部分を靴で数回踏みつけ、滑らないかやってみました。
でも、つるっと大きく滑ることはなく、やや滑りくらいの状態でした。
この状態で歩くとこと50分
職場に無事に着いた時には、もちろん輪ゴムはしっかりと靴についていました。
そして、輪ゴムの方が意外と滑りにくいということがわかりました。
改善点
輪ゴムを使うのであれば、やはり幅の太いものを用意しておいた方が滑りにくい。
次回輪ゴムを試す時には幅の広いもので試そうと思います。
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結局どっちが滑らない?
私の検証結果では、
輪ゴムの方が絆創膏より滑りにくい
と感じました。
ルートは違いましたが、輪ゴムのほうが凍結部分でもあまり滑ることはなく、ペンギン歩きをした部分も少なかったです。
輪ゴムも絆創膏も100均で買えます。
本格的な滑り止めを買うのもいいですが、ちょっとだけしか使わないという場合は、どうしても靴の滑り止めを買う…という選択にならなりにくいですよね。
・旅先で荷物を増やしたくない
・靴の滑り止めが手に入らない
こんな時には
輪ゴムと絆創膏を上手に利用するのもありかと思います。
恥ずかしいという気持ちよりも、滑らないという安全の方が大切ですよ!
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雪道は寒さもあり疲れやすいもの。
プラスして滑る恐怖と戦いながら、歩くのはもっと体力を使います。
少しでも滑る恐怖を和らげ、冬の旅も安全に楽しくしたいものですね!
それでは今日も良い旅を!